最近よくメディアなどで紹介されるようになった「筋膜リリース」。
でも、「筋膜リリースって具体的にどういうこと??何するの?痛いのかな?」なんて思う方や
「いまいちイメージが沸かないなぁ~」という方も多いのではないでしょうか?
筋膜リリースとは一体何なのか?!
カラダのコリや痛み、不調を整えたり、猫背などの姿勢の改善や関節の可動域を大きくしてより動きやすくしていくことを目的とした身体ケアのひとつです。
最近では、筋膜リリースを行うことで可動域が拡がり、結果、スタイル改善だけではなく脂肪が燃焼されやすくなり、ダイエットにも繋がることや、スポーツ選手においてはパフォーマンスをあげるダイレクトな効果が期待できるということで、一般の人だけではなく、アスリートのトレーニングにも取り入れられるほどになっています。
身体をケアする方法のひとつっていうのはわかったけど、そもそも ”筋膜”ってなにかしら??
筋膜とは??
筋膜とは、皮膚の下の筋肉や器官を包んでいる繊維膜です。例えば、みかんの皮をむいたとき、その下に白い繊維があると思います。繊維はみかん全体を包みこんでいるかと思いますが、ヒトの体も同じようにその白い繊維のようなもの、いわゆる“筋膜”というもので包み込まれています。
また、この筋膜は筋繊維1本1本にまで入り込んでいるため、第2の骨格とも呼ばれており、筋肉を支え、正しい位置に収めるはたらきをしてくれています。
また、膜といっても写真のようなクモの巣状になっており、この膜が頭のてっぺんからつま先まで全身に張り巡らされています。そのため、筋膜の存在によって、人は日常動作で動きの連動性を出すことが可能になります。
筋膜は何でできている?
筋膜はコラーゲン繊維と弾性繊維(エラスチン繊維)でできている!!
名前を聞いただけでなんだか弾力性がありそう!!
具体的にはどんな役割をしてくれるのかしら?
🔵コラーゲン繊維は、柔らかく復元機能があり、体の弾力性を形成するのに役立ちます。
🔵弾性繊維(エラスチン繊維)は、コラーゲン繊維と同じようにハリと弾力の維持にとても重要な成分となっており、コラーゲン繊維に入り交じる形で存在しています。
同じようなはたらきに見えますが両者の違いは、コラーゲン繊維は強度を司るもので、伸びたり縮んだりしない反面、引っ張りに強く、弾性繊維はしなやかで伸縮性があり、力を外すと元へ戻る性質を持ちます。
例えば、私たちがイスに座ると、おしりがペタッとくっつき、おしりの形が変わると思います。立ち上がると、おしりは元の形、大きさに戻ります。この2つの要素によってできた筋膜のおかげで、私たちの体は自由自在に変えられ、また元の状態に戻ることができるのですね。
なんで筋膜リリースをするといいの??
全身に張り巡らされた筋膜の所々には、血管やリンパ、神経が通っています。筋膜には柔軟性がありますが、長時間同じ姿勢を続けていたり、運動不足が続いたりすると、筋膜の柔軟性が減少し、癒着を起こします。